まぶたをかすかに開けて、ジェイドはんん、と声を漏らした。ほのかに明るい青い天井が見える、けれどまだ暗い。もう一眠りしようかとやわらかなシーツに頬を寄せたところで、視界に銀色と海色が見えた。おや、と思って身を起こす。
すうすうと寝息を立てて、2匹の人魚がシーツの海の上で寝静まっていた。そういえば昨日は、そのまま一緒にアズールの部屋で寝てしまったのだった、とジェイドは思い出す。納品物の作成が難航して、気づけば夜更けもとっくに過ぎていて、どうにかこうにかしたあとにそのまま3人一緒にベッドへと崩れ落ちた。よくあることだ。
寝息を立てる2人を見て、ふふ、と知らず知らずのうちに笑みがこぼれる。今こんなにも無防備な2人を見ているのはジェイドだけだ。その無防備な2人は、規則正しいリズムで寝息を奏でている。すう。ふう。すう。ふう。そのリズムに合わせて、お腹が規則正しく上下している。ぽこり。ぺこり。ぽこり。ぺこり。それを見て、ジェイドはふすりと満足して、ベッドにぽすりと倒れ込んだ。まだ起きるには早い。